ダイエットと言えばつらい食事制限といったイメージがありますよね。
自分だと頑張れるかもしれませんが、可愛いプチバセの場合には、好きな食べ物を好きなだけ…なんてことも。
でも、いくつかのコツをつかめば、プチバセのダイエットは食事制限なしでも成功させることができます。
今回は、プチバセのダイエットについて、食事制限なしで成功させる方法をご紹介します。
無理なくプチバセをダイエットさせたい飼い主さんは、ぜひ読んでみてください。
プチバセのダイエットを始めた理由と痩せた体験談
まず、わたしが、プチバセのダイエットを始めた理由と痩せた体験談をお伝えする必要があると思います。
我が家で犬を飼うのはプチバセが初めてで、色々試行錯誤しながら今まで一緒に過ごしてきました。
一時期、動物病院の先生に「太ってて生活習慣病になるからダイエットしてね!」と注意されたことがあります。
また、ちょうど同じ時期に、プチバセを譲ってくれたブリーダーさんから、「プチバセは元気にしていますか?写真を送ってくださいね」と言われ、ドキッとしたことがあります。
ブリーダーさんからは体格について何も言われませんでしたが、写真を見せたときに、内心何を言われるか気が気ではなかったことを鮮明に覚えています。
わたしは、プチバセの標準体重を分かっていなかったのです。
このような経緯もあり、わたしは「プチバセともっと長く一緒に暮らしたい」「プチバセの健康寿命を延ばしたい」と強く思うようになりました。
そこで、プチバセの希望を叶えつつ、ダイエットできる方法がないか真剣に考えました。
動物病院の先生にもアドバイスをいただき、考え出した答えが以下でご紹介する方法であり、それを地道に1年半続けたことで5kgのダイエットに成功しました。
簡単にすぐ結果が出る方法ではありませんが、無理なくできる方法なのでおすすめです。
プチバセのダイエットのゴールである標準体重とは?
プチバセの標準体重を知ることは、健康的に過ごすために非常に大切です。
プチバセのような短足犬は、足や腰に負担がかかる犬種なので、体重管理はとても重要となってきます。
プチバセの標準体重は、個体差によってバラツキがあるため、一概に「○○kgです」といった表現はできません。
そのため、適正体重かを知るためには、ボディコンディションスコア(BCS)という指標で判断することになります。
簡単に説明すると、この指標は、肋骨の浮き具合と腰のくびれ具合で5つのスコアに分けて判断する方法で、「スコア3」が理想的な体重となります。
プチバセのBCSをあらかじめ動物病院の先生に聞いておくことで、理想の体型を目指してコントロールすることが可能です。
このように、わたしは、我が家のプチバセの適正体重が何kgで、何kgまでダイエットする必要があるかを知ることからスタートしました。
ゴールの見えないダイエットは苦痛でしかありません。
目標値が分かったからこそ、やるべきことが明確になったのです。
食事制限なしで瘦せる食事法
食事制限をしないで痩せる食事法とは、どんな方法なのでしょうか?
早速、見ていきましょう。
バランスの良い食事管理
食事制限をしないで痩せる1つ目の方法は、バランスの良い食事管理をすることです。
「そんなの当たり前」と思いますよね?
そうです。
当たり前なのです。
しかし、大事なことなので詳しくお伝えします。
プチバセにとってのバランスの良い食事とは、良質なタンパク質が多く含まれており、脂質や炭水化物、ビタミンやミネラルが適切に配合されている食事です。
プチバセは、人と共同生活をしていく上で雑食性が進んだと言われていますが、それでも人と比べて、タンパク質を多く必要とします。
1,000kcalの食事に含まれるタンパク質の推奨量としては、人が23~25gなのに対して、犬では45gとなっています。
人より倍近くのタンパク質量が必要となるということですね。
また、基本的には肉食寄りの雑食動物なので、野菜の消化がへたっぴという特性もあります。
そのため、人の食事を作る感覚で、プチバセの手作り食を作ることは少し難しいです。
最も簡単にできるバランスの良い食事管理としては「ダイエット用の療法食に変更する」ことです。
ダイエット用の食事は、量当たりのカロリーが抑えられているため、今までと変わらない量を食べることができます。
「ダイエット食ってまずそう…」と思われる飼い主さんも多いですが、最近では需要の多さから、メーカー各社から趣向を凝らした減量食がたくさん販売されています。
また、ダイエットの際には、人と同じようにあまり遅い時間に食事をとらないことも大切です。
食べてすぐ寝るというのは、エネルギーがそのまま蓄積されてしまうからです。
寝る2、3時間前までには食事を済ませておくようにしましょう。
ただし、プチバセは、お腹が空くと吐いてしまう特性があるので、その場合には、夜食として少量の食事を与えてから眠るようにするといいですね。
おやつの与え方
2つ目は、おやつの与え方がポイントになってきます。
おやつを完全にやめられれば、ダイエットはより成功に近づくでしょう。
しかし、我が家の場合は、プチバセにストレスが溜まってしまい難しいと思ったので、別の手段を考えました。
具体的には、以下のようにしました。
- ダイエット用の療法食をおやつ代わりにあげる
- 療法食と同タイプのおやつをあげる(療法食おやつ)
- 鶏ささみなど低カロリーなものをあげる
プチバセは鶏ささみが大好物なので、我が家は鶏ささみばかりをあげていました。
おやつは、プチバセのしつけやコミュニケーションとしても大事なツールとなります。
もし、上記でお伝えしたおやつの代替を好まない場合には、ちゅ~るのようなペースト状のおやつならカロリーも少なくいいかもしれませんね。
水分摂取が大事
3つ目は、水分摂取が大事ということです。
水分をとることで体内の老廃物の排出がスムーズになり、新陳代謝がよくなり、痩せやすい体質となります。
ただ、「水をたくさん飲んでね!」といっても犬の場合は飲んでくれません。
そのため、
- いろんなところに水を配置する
- 常温、冷たい水など様々な温度を用意する
- 噴水式、循環式など遊びながら飲める
といったように工夫をすることで水分補給を促しました。
食事制限なしで瘦せる生活習慣
人のダイエットにおいても、食事管理と合わせて生活習慣が大切!と言いますよね。
プチバセの生活習慣においては、ストレスなく育ててあげることが重要です。
プチバセにとってのストレスとは、
- 飼い主の不在
- 家の模様替え
- 落ち着ける場所がない
- 地震や工事、騒音など
…といったたくさんの理由があります。
これらは、プチバセと13年間過ごしてきて、ストレスに感じていることと分かっています。
何がストレスになっているのかを見極めることは難しいですが、プチバセがよく食べて、よく寝て、しっかり排泄している状態はストレスが少ないと思います。
良質な睡眠をとれるように、落ち着ける場所を用意してあげましょう。
また、排泄パターンがいつもと違う場合は、しっかりチェックすることが重要です。
プチバセにも、定期的に動物病院で健康診断を受けさせてください。
散歩ついでに体重を測ってもらったり、触ってもらうだけでもOKという動物病院の先生は多いです。
動物好きは優しい人が多いんです。
散歩はストレス発散にもなります。
食事制限なしで瘦せる運動法
ダイエットに欠かせないのが、適度な運動です。
散歩に出かけることで、運動になるだけでなく、風のにおいや人の動き、土の踏み心地など様々な刺激を得られます。
ときにはドッグランやちょっと遠くのコースの散歩もおすすめです。
わたしは千葉県に住んでいるので、近所の「柏の葉公園」にはよく行きます。
ちょっと足を伸ばして「航空公園」に連れて行くこともあります。
ただ、プチバセのような短足犬の場合には、運動のしすぎは足や腰に負担がかかってしまうことがあり、注意が必要です。
基本的には、運動は通常の散歩程度にとどめるようにし、家の中でボールを使って遊んであげるのがいいですね。
なお、階段や段差を使っての運動は、腰に負担がかかるため控えましょう。
プチバセのダイエットは食事制限なしが正解!痩せる方法とは?のまとめ
ダイエットと言えばつらい食事制限というイメージがあるかと思いますが、食事制限なしでも痩せることは可能です。
適切な食事管理や生活習慣、適度な運動によって、無理のない範囲でプチバセのダイエットを頑張ってみましょう。
「肥満は万病のもと!」
しっかり痩せて健康寿命を延ばしましょう!
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