毛がふわふわ、ぱっちりお目々でかわいいプチバセ。
見ているだけで「飼ってよかった」と幸せを感じています。
でも、幸せなことばかりではなく、時にはしっかりしつけないといけません。
この記事では、プチバセのしつけの基本について解説しています。
一緒に楽しく過ごすなら、なるべく早い時期に、プチバセのしつけの基本を覚えることが肝心ですよ。
プチバセのしつけの基本
プチバセと楽しく過ごすためには、飼い主がしつけの基本を学び、それを実践していくことが大切です。
では、具体的には、どんなしつけの基本を学び、行っていけば良いのでしょうか?
早速、見ていきましょう。
しつけが重要な理由
個々のしつけを見ていく前に、しつけが重要な理由をお伝えします。
プチバセのしつけの基本とは、何が良いことで何が悪いことなのかを理解させることです。
プチバセは、きちんとしつけないとその点をさっぱり理解できません。
例えば、
- 排泄する場所を決める
- 吠えないようにする
- ものや動物を噛まない
といったことは、人の都合によるものです。
もともとプチバセは、野原で好き勝手に排泄し、吠えて仲間に危険を知らせ、噛むことで優劣をつけたり、ものの状態を把握する動物なのです。
そのため、上手くできたことがあれば、しっかり褒めてごほうびをあげる必要があります。
間違ったしつけ方として「大きな音を出す」「大きな声で怒る」といったことがあります。
こうした育て方をすると、ふとした瞬間に凶暴になったり…と、手に負えない子に育ってしまうことがあります。
特にプチバセにおいては、元々狩猟犬であったため、勇敢で自立心が高い一面があります。
短足でまん丸、かわいい見た目ではありますが、間違ったしつけをすると、自分勝手で飼い主の言うことを聞かない暴れん坊になってしまいます。
このようにならないためにも、しつけの基本を学び、しつけを徹底することが重要なのです。
では、以下で具体的なしつけの方法を解説していきます。
排泄場所のしつけ
排泄場所のしつけは、飼ってすぐに始める必要があります。
なぜなら、いろんな場所で排泄してしまうと、部屋が汚れるだけでなく、間違って踏んづけてしまい、人のQOL(生活の質)も下がってしまうからです。
排泄場所のしつけは案外簡単で、排泄しそうになったら排泄場所に誘導することです。
我が家で飼っているプチバセは、家の中でどうしても排泄ができないため、外で排泄するようにしています。
プチバセを飼い始めた当初は排泄のタイミングが分からず、失敗して部屋の中を汚してしまうことが度々ありました。
ただ、しつけを続けたことで状況が好転したのです。
今では、排泄のタイミングをわたしに教えてくれます。
玄関に行き、「ワンワン」吠えて、外出を誘導するのです。
その他、一緒に暮らしていく中で、「食後にする」「起きたらする」などとタイミングが分かるようになってきます。
一番は部屋で排泄してもらうのが楽だと思いますが、我が家の場合は決して広くないマンションですので、うんちの匂いなどを考えると、外でしてもらった方が良いのかもしれません。
また、運動不足の解消にもなるので、外で排泄することに関して、前向きに考えています。
プチバセが小さいときは、おやつを使って排泄する癖をつけるようにし、しつけていきました。
なお、排泄中の様子を観察することは、飼い主の大切な役目です。
プチバセも体調の波があります。
例えば、
- お腹が緩い
- おしっこが出づらい
といったことがあります。
お腹が緩い、おしっこ出づらいといった症状が続くようであれば、動物病院で診察を受けるようにするといいでしょう。
我が家も動物病院の先生に何度助けられたか分かりません。
甘噛みのしつけ
子犬のうちは家具や人の手など何でも噛む習性があります。
これは本能行動の一つなので、甘噛みをやめさせるということは育て方としては間違っています。
ただし、「このまま噛む子に育ったらどうしよう…」と不安になってしまいますよね?
そのため「噛む対象を変える」ことが重要です。
つまり、ボールやぬいぐるみなど噛んでいいものを使って、一緒に遊んであげるようにしましょう。
ちなみに、子犬のときの甘噛みを放置したからといって、将来噛み癖のある子になるわけではありません。
それは、わたしがプチバセを13年間飼ってきて実証済です。
むしろ、いろんな食感のものを噛ませることで、噛んでもいいもの、いけないものをしっかり理解できるようになったと思っています。
プチバセは、ボール遊び、ぬいぐるみ狩りが大好きなので、甘噛みのしつけも上手くいきやすいと思います。
無駄吠えのしつけ
「ワンワン」「キャンキャン」とずっと吠えていると近所迷惑になるだけでなく、飼い主にとってもストレスとなります。
この点、プチバセは滅多なことでは吠えませんので、安心できると思います。
なお、犬にとっては「吠えること=しゃべること」です。
人の都合で吠えさせないようにするには、しつけ方には工夫が必要になります。
無駄吠えをやめさせるためには、「吠える前に対策をすること」が重要です。
吠えてからやめさせるのではなく、吠えさせない状況をつくりましょう。
例えば、チャイムが鳴ったら吠えるという場合には、
- 日常的にチャイムを鳴らして音に慣らす
- チャイム音を変える
- チャイムが鳴るとおやつをもらえる
といったようにしつけていくことです。
これで、我が家の場合は、チャイムが鳴って吠えることは無くなりました。
ちなみに、帰宅すると、玄関先で「ワンワン」と吠えて歓迎されますが、マンションの共用部で吠えることはありませんので、うるさいとクレームになったことは一度もありません。
プチバセのしつけに難しいトレーニングは不要
しつけの際に、しつけ教室に通うことも方法の一つではありますが、必須ではありません。
プチバセには、基本的に難しいトレーニングは必要ありません。
他の犬種でよく耳にするのが、しつけ教室に通わせた場合、トレーナーの言うことはよく聞いて、家に帰ってくると人の不都合となることばかりするといったことです。
この場合、家族を下に見ていることが多く、噛まれたり言うことを聞かなかったり…ということがあるようです。
大切なことは案外普通のことで、「たくさん一緒に過ごしてあげる+遊んであげる」ことです。
散歩に行く、食事をあげる、撫でてあげる…そんな日常が、プチバセにとってはとても嬉しい瞬間です。
過度の愛情は害になりますが、お互いに良い距離間で付き合えると、良いしつけも可能となります。
散歩中いうことを聞かない、吠えるなどといった人に不都合なことをした場合には、遊びをやめたり、おやつをあげないなどと徹底することも重要です。
人でもそうですが、良好なコミュニケーションは良い関係を育みます。
プチバセのしつけの基本をご紹介!難しいトレーニングは不要?のまとめ
いかがでしたか?
プチバセのしつけは、褒めておやつをあげることで上手くいきます。
決して叱ったり、叩いたりしてはいけません。
また、排泄場所のトレーニングは重要で、家に迎えたらなるべく早期に始めましょう。
たくさん遊んで、たくさん構ってあげることで、良好な信頼関係を築くことができ、自ずとしつけは成功に近づくでしょう。
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